要支援と要介護

 要支援と要介護の度合いと段階ついては、前項で述べていますが この項では、先年予防介護を重視すべきであるという観点に基づき見直された介護保険について説明します。

  介護保険というのは現在、要介護の状態に無い人の場合においても、要支援1、要支援2といった度合いで分けられ、給付が行われます。

  これは簡単に言えば、要介護に無い人は「介護を受けなくても済む状態でいられるように」 現在要介護状態にある人も「それ以上介護度の重度化をしていかないようにする」ためのものです。

 介護保険制度がスタートしてからの状況としては、要介護認定を受ける人は増加の傾向にあります。中でも 「要支援」「要介護1」といった介護度の中でも軽度なケースがその半数を占めています。

  それらに該当している人は軽度者であっても、転倒や骨折、関節疾患などにより徐々に生活機能が低下していく「廃用症候群(生活不活発病)」の状態になっていたり、今後その状態になる可能性が高い人が多いのが特徴として見られます。

  少しずつであっても、時間の経過と共に軽度から重度へと移行する可能性があるため、この予防重視型のシステムは、先に述べている現状の維持や改善を図るのが目的です。

 予防介護としては具体的には、新たに「要支援2」の区分が設けられるようになり、従来の「要介護1」の人の中で、状態の維持、改善の可能性が高い人については「要支援2」に移行し、特に予防に力を入れることができます。

  「要支援1」「要支援2」の人に対しては、予防給付が新設されてさまざまな「介護予防」のためのサービスが受けられるようになりました。

*介護予防サービスのおもな内容

・介護予防通所介護
・通所リハビリテーション
・介護予防訪問介護
・介護予防福祉用具貸与など