介護予防について
介護予防とは、高齢者が生活する為に危険な老化のサインを早期発見すること、生活機能の現状の維持・向上を積極的に図り、要支援・要介護状態の予防及び重症化の予防・軽減により自ら力を取り戻していくことを狙った考え方です。
介護保険制度は、平成12年度から施行され 増加し続ける介護ニーズを国民全体で支える保険システムとして始まりました。
しかし認定者(特に軽度者が大半である)の増加に伴い過剰なサービスの利用や、軽度者に対する本当にあるべきサービス状態への改善につながっていないなどの事から、18年4月介護保険法の一部改正を行い、「新予防給付」「地域支援」の創設を行うことにより、予防重視型システムへの転換を図ることになったのです。
介護予防の考え方は
・要介護状態になることを出来る限り防ぐ。(発生を予防・早期発見)
・要介護状態であっても状態がそれ以上に悪化しないようにする。(生活機能の維持・改善)
が基本となります。介護サービスの提供に際して生活機能の維持・向上を積極的に目指すという目的を明確にし、介護サービス利用者の意向に基きながら専門家の支援を得て利用者が生活機能・向上に対する積極的な意欲を自ら獲得するように促す働きかけが重要となってきています。
介護予防の段階として
- 介護予防に関する冊子・資料の配布をしたり それに関わる講演会の開催や介護予防手帳の交付などを通じて 現状活動的な高齢者を含む全ての高齢者を対象に生活機能の維持・向上を図るような知識を得てもらいます。
- 検診や訪問活動等を通じて要介護・要支援となる可能性のある高齢者の早期発見を目的とし 各種介護予防プラログラムの提供による早期対応を行うことで 現在の機能などの維持向上を目指します。
要介護認定によって「要介護」認定された人に 介護給付によるサービスを、「要支援」と認定された人に 予防給付によるサービスをそれぞれ提供し 要支援・要介護状態の改善や重度化予防を行います。
注目される中年期からの介護予防
中年期に注意すべき代表的な疾病としては、高血圧、糖尿病といった生活習慣病を原因とすることの多い脳卒中や心疾患といったもので、他にはがん等があり、このことについてはよく知られているところでもあります。
高齢期になって寝たきりになる原因の多くは、年齢を重ねることによって生じる筋力の低下、それにともなう転倒による骨折、あるいは痴呆などといった 「老化」そのものが要介護状態を招く大きな要素となっているのです。
中年期からの生活習慣病予防に加えて高齢期における老化を原因とする虚弱予防→介護予防が現在注目されています。
介護予防についてさらにくわしく知りたい方は、介護予防の基礎知識をご覧下さい。
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