感染症

 介護現場で働くこと、特に介護福祉施設で働く場合 様々な感染症から身を守ることが重要です。では、感染症とは、どういう状態をいうかと言うとまず人に微生物が新たに人に侵入し増殖した状態を「感染」と言い、感染した状態により実際に病気を起こした状態が「感染症」です。

 病気を起こそうとする病原性(毒力と菌量)が人の抵抗力よりも強くなった場合に感染が成立します。さらに 感染するには3つの要素があります。それは、感染源・感染ルート・感受性のある宿主です。

感染ルートには、次の5つに分類することが出来ます。

1.接触感染

手洗いがなされなかったり、手袋が交換されなかったりすると起こります。(疥癬、MRSAなど)

2.空気感染

生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5μm以下の小粒子として長時間空気中に浮遊する場合(結核、麻疹など)

3.飛沫感染

せきやくしゃみ、会話などをすることによって 飛沫が生じます。飛沫は、空気中に浮遊し続けることは、ないので 空気感染の場合のような特別の空調や換気は、必要ありません。(インフルエンザ、感冒など)

4.物質媒介型感染

装置、器具などによって伝播される感染ルートで 汚染された血液が原因の血液媒介型や 汚染された水や食事を介して感染する経口感染などです。

5.昆虫、動物媒介型感染症

蚊・ハエ・ネズミなどの虫や動物が伝播することにより起こる感染症です。

次にどのような感染症があるかを記述していきます。

インフルエンザ:病原体インフルエンザウイルスによってひきおこされます。

疥癬:ヒゼンダニというダニが人の皮膚に寄生し、人から人へ感染します。

肝炎:ウイルスが肝細胞に住みつくことでおこります。

水虫:真菌が原因でおこります。水虫は、足だけでなく手や頭、陰部、顔、胸など体のあちこちできます。

結核:結核菌が直接の原因となっておこります。

MRSA:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-Resistannt Staphylococcus  aureus)の頭文字をとったもので、基本的に弱毒菌のため 私たちの抵抗力がしっかりあれば 特に重症化することはありませんが 抗生物質が効かないため 抵抗力が低下した場合は、きけんです。