現場でのお年寄りとの接し方

 お年寄りが認知症になった場合の接し方について説明します。

  最初に 絶対に必要なことは、介護する人間が 認知症は、病気であるということをしっかりと理解することが重要です。認知症は、老化の際におこるボケとは、全く意味が違います。(認知症の項参考のこと) 認知症というものをしっかりと理解しないで接していると 単なるボケだと勘違いしてしまったり、お年寄りとの信頼関係が崩れてしまうおそれもあります。お年寄りが認知症になったときに お年寄りの行動で気になる点が出てきたとしても温かく見守ってあげましょう。

  先に認知症は、病気であると説明しましたが具体的に言うと判断力・理解力が低下するだけではなくて 幻覚、妄想、徘徊などの症状が出てきたりします。
また認知症では、障害の度合いにより 正常な部分と認知症が進んだ部分が交互にあらわれることがあります。

  認知症かと思えば、急に正常に戻ったりということもあって 家族は、非常に混乱させられます。どう扱っていいのか分からなくなることもあるでしょう。そのような時は、家族は、単なるボケと言って放って置かずに 専門家の医者に相談してどのように接したらよいかなどのアドバイスをきちんと受けた上で お年寄りに接するようにしましょう。

病気を予防する

  日頃からお年よりが認知症にならないようにサポートすることが重要なことです。これは、簡単なようで見落としがちな点と言えます。なぜならば いったん認知症になってしまうと 回復するのがとても困難であるからです。

  そのため まずは、認知症になるのを防ぐような生活を送ることを心がけてみましょう。

  身近でできる対策をいくつかあげてみますと、日頃からお年寄りに温かく接することが第一なのです。家族との関係が悪く、お年寄りが孤立する状態になっている場合の方が 認知症になってしまう可能性が高いと言えるのでは、ないかと思います。「病は、気から」と言うように 家族とうまくコミュニケーションが取れることが重要なポイントで、それが出来ていないとストレスがたまり 認知症になってしまうケースも珍しくありません。

  認知症にならないように 予防のための努力をすることは、認知症になってから治そうとするよりもはるかに楽なことなのです。
ともかくお年寄りに「今日の体調は、どうですか?」などと話しかけるなど 温かく接して認知症の予防を心がけ 楽しく充実した毎日を送ってもらうようにしましょう。

認知症になってしまった場合の接し方とは

  お年寄りが初期の認知症になった場合 まず心がけたいことは、家族が認知症とは、どういうものであるか きちんと理解することが重要です。

  これは、他の病気にも言えることですが理解がないと対処を間違ったりします。 初期の認知症を抱える家族は、慣れないために戸惑ったり、イライラしてお年寄りを拒絶してしまうケースもあるようです。そうなると いよいよお年寄りは、孤立します。そこでお年よりに冷たく接してしまうとお年寄りの認知症がさらに悪化してしまう原因にもなります。さらに悪循環をまねく結果となるわけです。

 つまり 初期の段階の対処一つで 症状が 良い方にも悪い方にも向かってしまうと言えるのです。初期の認知症のお年寄りをかかえておられる家族の方々は、医師のアドバイスを受け、認知症がどのようなものなのか理解して、温かく見守って対処してあげてください。