通所者同士の問題

 施設にはたくさんの利用者がいます。その中でまったく利用者同士のトラブルがなかった施設は皆無だとおもいます。

  通所施設などでは年齢や状態が様々方たちがきます。物のやり取り特に金銭については注意しなくてはなりません。通所サービスを受ける中で利用者が大金を必要とすることはありえませが、中にはお金を持ってくる方もいます、しかし私物であれば、大概の施設では名前を付けていただくようにしていると思われます、しかしお金には名前はかけません、「もってきたのになくなった」「たしかにここに置いたのに」「誰かがとった」ということになりかねません。

  何かお世話になったりしたときに「お返し」をされるかたがいらっしゃいます。特に高齢者の方は「お礼」に「お返し」をもってきたりします、これは確かに悪いことではないのですが施設内でしなければならないものではありません。認知症の方などはまったく覚えていないのですから、また家族は知らずに「家の物」をもってきているかもしれません。トラブルを未然に防ぐためにも物のやり取りは禁止されているところが多いと思います。

  さらに「あの人話が通じないからいや」などと認知症の方たちに対し理解のない方もいます。単純に性格が合う合わないもあります。 現場の職員で、テーブルの席決めや入浴の順番、レクリエーションでのチーム決めなど、苦労した人は多いのではないでしょうか。

  利用者同士のトラブルの際、きちんと公平に判断し必要なときは相手をしかることも大切です、利用者だから両方をなだめるだけというのは、様々なケースがありますが、よくありません。ここではしっかりルールがあること、他者に対し迷惑をかける人は利用者でもゆるさないということを、他の人たちにもわかってもらうことができます。ここではルールを守らなければならない、ルールを破る人からはきちんと対応してくれる場所として認識してもらえるのです。

  しかし病的理由で問題を引き起こす方たちもいます、認知症の方や、脳梗塞による後遺症で理性が利かない方もいます。そういう方たちに対し「利用者同士の問題だから」「あなたが悪い」とするのは問題外です。その人たちは分かってやってるわけでも、ガマンできるわけでもないからです、このような人たちがトラブルにならないように配慮するのも大切な仕事なのです。

  また職員に「あの人キライ」「あの方とは一緒の席にされたくない」等聞いても、決して他の利用者に話をしてはいけません。利用者同士の問題を未然に防ぎ、また問題がおきたときには公平、平等にそして何より毅然とした態度で立ち向かいましょう。常日頃から利用者一人一人の個性や特徴を考えただ漠然と介護していたのでは問題に築くこともできないのです。

  トラブルが合ったとき弱い立場の利用者を守って上げられるのはその場に職員しかいないのです。